こんにちは。
夏の暑い時期によく見かけるネバネバ食材のオクラ。
栄養がたっぷり(ビタミンB、C、カルシウムなど)で比較的育てるのが簡単な野菜です。
人気のオクラは自分で育てて収穫するのも楽しいものです。
種から育てたら、とてもおいしいオクラがたくさんできたので
初心者の方にもおすすめの、オクラの育て方のコツなど記事にまとめてみました。
オクラにはいくつかの種類がありますが、種苗店やホームセンターなどで販売している種は
ベランダ菜園などで育てやすい種類のものもありますので、それぞれお好みで選んでください。
【オクラの育て方】種まき前の準備
オクラを育てる上で、なるべく失敗を少なくするために簡単な流れをご紹介します。
おおよそ5月~6月下旬頃までにまくと数か月後に実がなります。
・プランターの準備
できるだけ大きめのプランターを用意します。
今回は、深さは20㎝以上30㎝ほどの大きさの容器を用意しました。
・土
土は野菜用の培養土が便利です。
栄養(養分)がバランスよく入っていて野菜を育てるのに適した土が園芸店などに売られています。
※今回は野菜・果物用の土を使いました。
苗が育ってくると倒れそうになるので支柱を取り付けたほうが良い場合があります。
【種まき】
6/20:1回目の種まき
5~6時間種を水につけておき、大きめのプランターに直まきをしました。
土に穴をあけ3~4粒ずつ種をまき上から軽く土をかけておきます。
※発芽まではしっかりと水を与えます。
私は、種をまいてから数日後に芽が出始めてその後ぐんぐん伸びていきました。
土を押し上げてどんどん芽が出て1日で数センチずつ伸びるので、見ているのも楽しいです。
苗をそのまま植え付ける場合は6月くらいに土の中にそのまま植えれば
しっかり根付いて夏頃に実をつけてくれるでしょう。
6/25 鉢を落としてしまう
大きな鉢を少し高いところに置いておいたところ、見事に落ちてしまいせっかくたくさん
出てきた芽がぐちゃぐちゃに…
急遽、同じ鉢に種をもう一度まきました(2回目)
一度芽が出はじめると、数日後からすごい勢い一日で。1㎝~数㎝)で成長していきます
暖かい時期だと3日~5日ほどで芽が出ますが気温が低いと10日~20日ほどかかることもあります
だいぶ伸びてきた所です
土が乾いたら水をたっぷり上げます
ある程度伸びてきたら、ほかの鉢に植え替えるなどして
株間を30㎝位とると、良いようです
上記の写真の芽が伸びてきたときに丈夫な苗を残して他の苗を間引きます
間引く=丈夫に育った苗のほかの苗をすべて取り去ること
実が出始めました
葉が6枚くらいになったところで肥料を与えました
ぐんぐん成長するオクラに合わせて月に約2~3回ほど与えます
化成肥料の場合は株元を避けてまいておきます
時々液肥を上げながら育てました
1か月くらい過ぎたころきれいな黄色い花が咲きました
この時期に追肥をします
倒れやすくなるので支柱を立てたほうが良いでしょう
花は約1日しか咲かないのですが、本当にきれいな花が咲きます。
花が咲くと約1週間ほどで実がなってきます(気温などで多少日にちは異なります)
種まきからだいたい2か月で実ができ始めます
肥料は粒状の置き肥または液体肥料を与えました
今回の液体肥料を中心にほんの少し置き肥も与えてみました
肥料は約2週間おきにあたえています
葉の裏に透明の粒々がついていました
これは虫ではなくて、粘液(ネバネバ)の水分ですので特に気にしなくても大丈夫です
整枝をするとうっそうとしている葉がすっきりして風通しがよくなります
実がなっているすぐ下の葉以外を切り取ります
下のほうの葉はこすれてしまったり養分を取られてしまうので
思い切って全部刈り取ったほうが良いと思います
整枝=葉が込み合っている時に群れるのを防いだり養分を取られない様
下のほうの葉を刈り取る事です
ハサミを使って葉を整えます
実が、大体8~9㎝前後になったら収穫できます
あまり時間が経つと固くなるので食べごろになったらすぐ収穫します
実がなり始めると次々に収穫できるので楽しいですよ
【オクラの調理】
オクラを調理するときは、塩をまぶして板ずりをして水で流してから
ゆでて食べるとおいしいですよ。
真夏などは特に、温度変化に弱いのでキッチンペーパーなどに包みジップロックで保存すると
よいと
思います。
収穫後はなるべく新鮮なうちに調理しておいしいオクラの味を楽しんでくださいね。
【まとめ】
種をまく時期は6月ごろまでと、余裕があるのでかなり暖かくなってからでも
何度か種をまくチャンスがあります。
収穫の時期は、気温によって育つ時間は異なる場合がありますので
大体9㎝前後になったら早めに収穫したほうが固くならないうちに
おいしく食べられると思います。
初めに種を水につけるのと、肥料を適度に与えれば
それほど難しいこともなく、割と多めに収穫ができる野菜だと思います。
初心者の方にも育てやすく、それほど手間もかからないと思います。
皆さんも生活の中で、植物を育てる楽しみをぜひ体験してみてくださいね。
ハーブとアロマの教室 feelemo
磯野久仁子