アロマオイル, アロマ活用法

秋の夜長のアロマ時間(ホームケア)

今年も暑い日が多く、「危険な暑さ」などと言われていますが、皆さまお元気ですか?

まだまだ暑い日が続いていますが、暦の上では8月初旬からもう秋になるんですね。

秋の夜長に・・・という言葉もありますが、ゆっくりアロマを試すのには

とても良い時期だと思います。

体が冷える季節が来る前に、心と体のバランスを整えましょう。

 

今日は、家で手軽にできるアロマの活用法の温湿布・芳香浴・沐浴法・吸入法をご紹介します。

それぞれの体調に合ったアロマオイル(エッセンシャルオイル)もご紹介しますので

ぜひ最後までご覧いただければと思います。

 

【ホームケアとは】

家などで、自分や家族など身近な人の健康管理をするための方法です。

医療とは違う目的で行うものなので、必要な場合は医師の診断を受けてから行いましょう。

 

【痛み】

痛みにも色々あります。

頭痛 肩こり 月経痛など、人によって、または季節によってその場所や痛みの強さなどは

様々です。

ストレスや疲労などで筋肉がガチガチになっていると、頭痛や肩こりになりやすく

ほおっておくとさらにひどくなるという事にもつながります。

痛みの多くは、血行の不良が原因で起こるため、硬くなった筋肉をほぐしてあげると良いのです。

温湿布やトリートメント、沐浴など温める方法が適しています。

反対に運動などが原因の痛みなど急性の場合は、冷やした方が良い場合があります。

温湿布には、温める方法と、冷やす方法の両方がありますので

その時々に合わせて、適切な方法で体を温めましょう。

 

痛みの予防、ケアにおすすめの精油

クラリセージ・ローマンカモミール・ラベンダー・マジョラム・ジュニパー・ローズマリー

 

【のどの不調】

風邪は、冬だけでなく、体に疲れがたまった時や寒い場所に長時間いたことにより

体が冷え切ってしまった時などにかかりやすくなります。

沐浴法で体を温めたり、手浴や足浴といった部分浴も効果的です。

私は日頃から体を温めるように心がけていたところ、風邪にもかかりにくくなりました。

フェイシャルスチームなら、鼻から吸い込むことで粘膜のケア・サポートにもなります。

その他、冷えが気になる時には、トリートメントも効果的です。

いわゆるマッサージと呼ばれるものと似たものですが

月経痛や1日同じ姿勢でいることが多い時、姿勢が悪い方などにも効果的です。

トリートメント方法は下記でご説明します。

 

のどの不調時やウィルスが気になる季節におすすめの精油

ユーカリ・ティートリー(ティーツリー)・ローズマリー・ペパーミント

 

【疲れた時に】

仕事や勉強で疲れた時や運動の前後など、芳香浴で香りを楽しむことは

気持ちのリフレッシュ・リラックスにも役立ちます。

ディフューザーやアロマポットがあればそれを使用し、お部屋に香りを拡散すると良いでしょう。

ディフューザーなどがなくても、芳香浴を楽しむ方法はあります。

マグカップの香りを吸入やアロマストーンを置く方法もあります。

下記でご紹介します。

 

お疲れ気味の時におすすめの精油

オレンジ・ラベンダー・イランイラン・ローズ・サンダルウッド・サイプレス・フランキンセンス

ペパーミント

 

◎アロマを使ったそれぞれの利用方法を下記でご説明します。

 

【温湿布】

冷えや痛み、月経痛などのお悩みには温湿布が、足をひねってしまった時など

急性の痛みなどには冷湿布が効果的です。

洗面器などの入れ物に熱いお湯を入れ精油を3滴以内で入れます。

タオルをお湯に浸し軽く絞ります。

タオルを折りたたんで温めたいところ、冷やしたいところにあてます。

 

【芳香浴】

ハンカチや洗面器などを使えば、アロマポットがなくてもすぐに香りを楽しめます。

すぐにアロマの香りを楽しみたい時には、マグカップの芳香浴が便利です。

香りと湯気を一緒にゆっくり吸い込むと、すっきりします。

出来れば、アロマ用のマグカップを用意しておくのが良いでしょう。

マグカップ等にお湯を入れて3滴以下の精油を入れ、顔を近づけて香りを吸い込みます。

刺激に注意して目を閉じて香りをゆっくり吸い込みます。

 

部屋のインテリアにもなり、香りも楽しめるアロマストーンは

小さいものなら旅行に持っていくのにも邪魔にならず持ち運びも便利です。

アロマストーンを車の中に置くのもおすすめです。

 

【沐浴法】

・全身浴

体の一部や全身をお風呂につけてアロマオイルの香りや効果を利用し体を温める方法です。

全身浴・半身浴・部分浴・手浴・足浴法があります。

全身浴は、バスタブにお湯を入れ5滴以下のエッセンシャルオイル(精油)を入れて入浴します。

精油をお湯に溶けやすくするために天然塩などに混ぜて使用するのも良い方法です。

 

・半身浴

バスタブにみぞおちくらいまでお湯を入れ、3滴以下の精油を入れ

入浴をします。

心臓への負担を減らせるため、体に優しい入浴法です。

 

 

・部分浴

入浴したくてもできない時や、部分的に温めたいという時に良い方法です。

部分浴とは言っても、例えば手浴をすると肩や腕なども温まるので他の部分に対しても効果的な

方法です。

温めることで、体全体の元気力アップにもつながります。

 

・手浴法

洗面器に熱めのお湯を入れ水で調節しながら程よい熱さに調整します。

3滴以下の精油を入れ、手を浸します。

上記の写真のように、精油の代わりにローズなどのハーブを入れると

優しい香りが楽しめます。

 

・足浴法

手浴と同じく、洗面器や深さのあるバケツなどのお湯を入れ、足首までお湯に足を浸します。

お湯に3滴の精油を入れて足を浸します。

 

【吸入法】

・フェイシャルスチーム

洗面器などにお湯を入れ、精油を数滴垂らしてバスタオルを頭からかぶります。

湯気とアロマの香りを鼻からゆっくり吸い込むことで、潤いと香りの作用を取り入れます。

洗面器に熱めのお湯を入れ、3滴以下の精油を入れます。

あまり顔を近づけすぎないように気をつけましょう。

※風邪の症状がひどい時(せきや鼻水等)は控えましょう。

※顔を蒸気にあてるときは、目を閉じて行いましょう。

 

トリートメント

トリートメントオイルは皮膚の表面から真皮へと流れます。

植物油でアロマオイルを希釈してトリートメントオイルを作る場合

初心者の方にはホホバオイルがおすすめです。

ホホバオイルは、ロウに分類されるのですが酸化しにくく、保湿もしてくれる

肌に優しいオイルです。

植物油10mlに対してアロマオイル2滴を基本として覚えておくと便利です。

※トリートメントオイルはパッチテストを行い、肌に異変がないが調べてからお使いください。

 

トリートメントにおすすめの精油

リラックスタイムにはラベンダーやカモミール、クラリーセージ、ゼラニウム、ローズなど

すっきり系を使いたい時にはペパーミント、サイプレス、ジュニパー・ベリー、ティートリー

マジョラムなど

 

【注意点】

・初めてアロマを使用する時は、少なめの量から始めましょう。

・適度に換気をしながら、周りの人へ配慮しながら行いましょう。

・既往症がある方や高齢者の方は、体調によっては、控えた方が良い場合があります。

 心配な方は、医師など専門家等に相談してから行うようにしましょう。

・お湯の温度に気をつけ熱くなり過ぎないように気をつけましょう。

・芳香浴、吸入をする時は、精油の濃度に気をつけて、マグカップを近づける時は

 目を閉じて行いましょう。

・原液が手についた時や違和感がある時は、すぐに使用を中止して水で洗い流しましょう。

 

特に女性は、人生の中で体調が目まぐるしく変わる時期もありますので

体を温めて、大切にしてくださいね。

自分のペースで、のんびりとしたアロマ時間をお楽しみください。

 

※アロマを使った方法は、医療行為ではないため適正な量で正しくお使い頂き

健康状態が心配な方はご使用前に医師にご相談ください。

このサイトのご利用方法または、アロマオイル(エッセンシャルオイル・精油)をお試しいただいた際に生じた不具合、健康上の損失などに対しての責任は負いかねますのでご了承ください。

 

ハーブとアロマの教室 feelemo

磯野久仁子

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