昔から、お菓子や歯みがき粉、薬などに使われてきたペパーミントは
スーッとした香りが特徴のハーブです。
ペパーミントは、ウォーターミント(Mentha aquatica)とスペアミント(Mentha spicata)の交配種です。
精油は主に、ペパーミント、スペアミント、ハッカなどから抽出されます。
ミントの種類はとても多く(亜種だけで数千種類と言われる)
交配しやすいため、同じ場所で数種類のミントを育てた時に
「もとのミントとは違う種類の種を収穫した」という人が多いのも
交配しやすいミントならではですね。
丈夫で育てやすく、繁殖しやすいので初心者にも最適なハーブです。
古来より、庶民が気軽に飲めるお茶として長い間親しまれてきました。
Peppermint(ペパーミント)
学名:Mentha piperita
科名:シソ科 多年草
和名:セイヨウハッカ
原産:アメリカ・イギリス・フランス・オーストラリア
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
香りの特徴:スーッとした刺激のある香り。
成分:l-メントール・メントン・1.8シネオール・タンニン・フラボノイド
ノート:トップ
作用:乗り物酔いをやわらげたり、消化を助ける。冷却作用。
殺菌、健胃、鎮痛。防腐、眠気防止、リフレッシュなど。
心:心身の疲労時、リフレッシュしたい時に。ストレスをやわらげ気分をすっきりさせる。
体:吐き気や頭痛をやわらげる。鼻づまりなどの緩和。
肌:花粉などで鼻が詰まった時などに、マグカップにお湯を入れてペパーミントの精油を1滴垂らして
置くのもおすすめ。
注意点:刺激が強いのでスプレーなどのクラフトに使う場合は、
濃度を基準通りに使用し、蒸気吸入をする時は、目を閉じて行いましょう。
活用例:ハーブティーやポプリ、サシェ、リース、ハーブティー、料理、香料など。
・ディフューザーや洗面器にお湯を入れて蒸気吸入をすると、とてもすっきりします。
お腹の不調に、キャリアオイル20mlに約4滴ほど混ぜてお腹のトリートメント(マッサージ)をする。
・炎症がある時に、湿布剤として患部にあてて炎症をやわらげます。
水にペパーミントの精油を1~2滴入れて、カーゼ等を水に浸して
患部にあてます。
・お客様を迎える時に、おしぼりにミントを添えたりおしぼりの中に巻き込んでおくと
広げた時に、ほんのりと良い香りが広がります。
・他にも、コップにお水を入れて、ミントをさしておくと根が出てくるので
それを土に植えると、簡単に増やすことができますよ。
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磯野久仁子
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