ローマンカモミール
古代エジプトでは、薬草として使われていたローマンカモミール。
その昔、大地のリンゴと呼ばれ、芝生として利用されていました。
現在でも、香りのある芝生として、楽しむ人もいます。
上から踏まれても元気に育つことから
「耐える力」「逆境に負けない」という花言葉もあります。
ジャーマンカモミールと違い、花と葉の両方(全草)に香りがあり
種類によって、花が咲くものと咲かないものがあります。
肌を整える化粧水などの成分にも使われます。
味が苦いため、ハーブティーに使われることはあまりありません。
他に、ダイヤーズカモミールなどの種類もあります。
ローマンカモミール(Roman Chamomile)
学名:Chamaemelum nobile(Anthemis nobilis)
別名:ローマカミツレ
科名:キク科
原産地:イタリア・フランス・イギリスなど
抽出部位:花
抽出方法:水蒸気蒸留法
香りの特徴:リンゴのような香り
成分:アンゲリカ酸エステル・チグリン酸エステル・タンニン・フラボノイド
ノート:ミドル
作用:ジャーマンと似た作用で、気持ちを落ち着かせる、鎮静作用、アレルギーをやわらげるなど
心:ストレス、緊張をやわらげる
体:ホルモンバランスの調整、軽い筋肉痛や痛みなどに。
トリートメントや芳香浴もおすすめ。
肌:皮膚のトラブルや軽いやけどなどを和らげる。
肌の弱い人にも使えるので、ローション、クリームなど幅広い使い方が可能です。
注意点:妊娠初期(妊娠中)は使用を控えましょう
活用例:濃いめのハーブティーを入れて、お風呂に注ぎ入浴すると、とてもリラックスした時間を過ごせます。
いつもの入浴剤と合わせて使うと、一層効果的です。
布などを染める染色に使うと、きれいな薄緑色に染まります。
元気のない植物の近くに植えると、植物が元気になると言われます。
また、他の植物を植えると、害虫予防になります。
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磯野久仁子
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