さわやかですっきりとした香りのレモングラスは、タイ料理のトムヤムクンに使われる事でも知られています。
別名はレモンソウ・レモンガヤとも呼ばれます。
肉や魚の臭みを消したい時に、スープや魚料理、肉料理、カレーの香りづけ等にも使われます。
最近では、店頭でもレモングラスをよく見かけるようになりました。
熱帯地方が原産で、高温多湿の場所を好み、寒い季節は苦手なため冬場は室内で育てるのがよいハーブです。
目安は「気温が10度以下」と覚えておくとよいかもしれません。
イネ科の植物らしく、細長い形状で草丈が約1~3メートルくらいまで、上に伸びる性質があります。
レモンの香りに似ていますが、レモンより強い香りです。
西インド型は、シトラールの含有量が東インド型よりも少ないといわれています。
ハーブティーはこちらの西インド型などがよく使われます。
ミルセンという成分は西インド型のレモングラスに多く見られます。
東インド型は、ゲラニオールやシトラールの含有量が多く香りも強く
石鹸などにも使われる事が多いです。
シトラールという成分が多く含まれるレモングラスは
化粧品や香水などの香料として、多くの商品に利用されています。
【アロマオイル】
レモングラス(Lemon grass)
学名:Cymbopogon citratus(西インド型) Cymbopogon flexuosus(東インド型)
科名:イネ科 多年草
原産国:西インド・東インド(東南アジア)
抽出部位:葉部
抽出方法:水蒸気蒸留法
香りの特徴:レモンに似たすっきりとしたさわやかな香り
香りの系統:柑橘系
成分:シトラール・シトロネラール・リナロール・ゲラニオール・ミルセンなど
ノート:トップ
作用:消臭
【心】
すっきりとした毎日に!アロマオイル(精油)で芳香浴
アロマポットやマグカップで心地よい、アロマ時間を。
スプレーや芳香浴などでリフレッシュできる空間に。
【体】
レモングラスのアロマオイル(精油)をお風呂に2~3滴、香りの良いリラックスバスタイムに。
トリートメントで皮膚を健やかに。
食事が進まない時など、温かいハーブティーはおすすめ。
【肌】
レモングラス(葉)はビタミンA・C、ミネラルなどが含まれており、これらは健康維持に役立つ栄養素です。
毛穴ケア・皮脂バランスの調整・皮膚を健やかに保つ・美容のために!
注意点
(トリートメントオイルなどを作る時)
レモングラスのアロマオイル(精油)の作用は激しいためパッチテストをして下さい。
芳香浴などの場合も、初めて使う時は量を少なくし、徐々に使用量を増やしてください。
活用例
香りが強くレモンに似ているので、さわやかな香りを気軽に楽しめる手作りのスプレー作りもおすすめ。
無水エタノールと精製水を使い、アロマスプレーや香水を作るとすぐに使えて便利です。
夏場、アウトドア用にレモングラスのアロマオイルで
スプレーを作ると重宝します。
【スプレーの作り方】
・遮光性のボトル50ml
・精製水:45ml
・無水エタノール:5ml
・精油:4~20滴
・ガラスビーカー・ガラス棒
・ラベルシール
①無水エタノール5mlに精油を垂らし、ガラス棒で混ぜる
② ①に精製水を加えよく混ぜる
③遮光性のボトルに移し、日付と精油名等を書きボトルに貼る。
使用するときにはよく振り、子どもの手の届かないところで保存しましょう。
火のそばには置かないように注意して、約1か月以内に使い切りましょう。
トムヤムクンなどの料理作りにも
【栽培】
栽培をする場合は、日当たりの良い場所で、砂質の土が好ましいです。
苗から育てると比較的容易に育てられます。
暖かくなってくる4月ごろに苗を畑に植え替えて、約1か月に1度、液肥を与えます。
収穫するときは、晴れた日の午前中に株本から10㎝くらいの所から刈り取ります。
真夏ごろから複数回、収穫ができます。
冬場の肥料は控えます。
刈り取ったレモングラスは、風通しの良い日陰でザルの上にのせて乾燥させ、適当な大きさに切ったものを
瓶などの容器に入れて保存します。
乾燥剤も一緒に入れておくとよいです。
その他: かごやマット、リースを作る。
熱帯アジアやアフリカでは、レモングラスの葉(ハーブ)を食事の際に使用する事が多いといわれます。
すっきりとした香りが集中力のサポートにも役立ち、車の運転の際にもおすすめです。
ディフューザーなどを取り付けると気軽に使えます。
・季節の変わり目におすすめのハーブティーはレモングラス・リコリス・ブルーマロウなどの
ブレンド。
レモンのような酸味がないので飲みやすいハーブティーです。
すっきりしたいと思うときはペパーミントやローズマリー・フェンネル・タイムなどの
ハーブとのブレンドもおいしいです。
食事を多くとりすぎた時や、緊張した時などにも。
足浴に、レモングラスの葉を浮かべると、温まり優しい香りでリラックスタイムにもなります。
【相性の良い精油】
柑橘系:オレンジ・レモン・レモングラス・グレープフルーツ・ベルガモット・マンダリン・シトロネラ
カモミール・ジンジャー・ゼラニウムなど多くの精油とよく合います。
まとめ
香りがさわやかで、ほかの精油とのブレンドもしやすいのでクラフトに利用したり
収穫したハーブを料理に利用するなど、幅広く活用できます。
夏場の外出用にスプレーを作ると、お子様にもおすすめのすっきりとした香りが
とても使いやすいです。
いつもイキイキしていたい!と思う方に注目されている
レモングラスをぜひ、使ってみてはいかがでしょうか?
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ハーブとアロマの教室 feelemo(フィールエモ)
https://feelemo.com/
info@feelemo.com
磯野
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